700c化ドロハンMTB 2016年版

去年組んだ700c化ドロハンMTB。

誰も盗まないだろうという安心感に加えて、700C化したら意外に走るので、街中に駐輪するような場合や、50kmくらいまでの散歩ライドにちょくちょく使用していたのですが、BB周りにクラック？っぽい塗装割れを発見。

すぐにポッキリは無いとは思いつつも、交換用のフレームをオークションで物色開始。

抑えたいポイントは、

1. 26インチMTBフレーム
   → 700cのフレームに700cのホイール履かせても普通。アホな事やってる感が欲しい。
2. 鉄、できればクロモリフレーム
   → クロモリのロードバイクに興味が出てきたけど高いし置くとこ無い。なのでコッチを鉄にしたい。
3. ホリゾンタルに近いシルエット
   → MTBの極端なスローピングにドロハンはやはり合わない気がする。完全に好みの範疇だけど。

そんな感じで確保したフレームは、93年製のGT Karakoram。昔のGT好きなんですよねぇ〜。

差し替え前のフレームよりも、さらに年式が古くなっていますが、状態は良さそう。

で、フレームは夏くらいには確保していたのですが、ついでにいろいろと弄りたくなりまして、脳内であーでもないこーでもないと悩んでいたらあっという間に季節は変わり。

遊び程度でオフロードも走れる、シクロクロスorグラベルロードもどきにしよう。と決めた頃には年があけて2016年になっておりました。

で、冬の間にトレイルを走りたいので、さっさと組みました。

STIは9速のTIAGRA、フォークはTNIのシクロクロス用カーボンフォークを付けて、ブレーキはシマノのBR-CX50にアルテのシュー。チドリは素直に純正を使いました。

ハンドルはNITTOのマウンテンドロップバーRM-04。なんですが、これどうセッティングしたら良いのかイマイチ分かりません。

現状、ハンドル上部が普通のドロハンと同じように、水平に近くなるような付けかたをしているのですが、これだと下ハンがえらい遠くてほとんど機能しません。

もっとアップライトなポジションでセットすれば下ハンも使える形にできそうですが、コラム切っちゃったのでどうにもこうにも・・。

セッティングでどうにもならなそうならdixnaのバンディーハンドルでも買ってきます。

クランクとFDはClaris。チェーンリングはシマノの楕円リングバイオペース48-38？。通常の取り付け角からずらすと、ROTOR等の今時の楕円的に使えるようなので、そうしてあります。

このアウター、古いものなので、変速用のピンも切削加工も無いのですが、意外と普通に上がります。

インナーはちょっと重く感じるのですが、これが楕円のせいのか歯数のせいなのかわかりません。ものが手に入るのなら、もう少し小さくしたいところ。

使ってみた感じは、インナーの重さ以外は特に違和感も無く普通です。

リアは余っていたPROMAXのカンチブレーキを付けたのですが、これは失敗。左右への張り出しが広すぎて、SPDで固定してるとクランクを回すたびに踵が当たります。気持ち内股にする感じで踏めば当たらないのですが、鬱陶しいのでこちらもCX-50に変えました。

フレーム自体は元々カンチ仕様なのですが、700cを履かせるために付けたブレーキの下駄があるため、通常のワイヤリングだとチドリが下駄に引っかかってしまいます。

そのため、シートのクイックにつけるアウター受けを使って、無理やり上の方から引くように変更。ブレーキ本体に変な負荷がかかりそうな角度で引いてしまっていますが、効きには問題無しです。まぁ、そんなにリアブレーキは使わないし・・。

無理なワイヤリングとインナーケーブルがイマイチなせいか、若干引きが重いので、ここはそのうちに改善したいところ。

RDはdeoreのM592。シャドウディレーラを使ったのが初めてなので動きの違いが面白いです。スプロケは目一杯軽いローギアをつけてやろうと思い12-36。なんですが、前述のチェーンリングのせいか、自転車全体の重量のせいか、そこまで軽く感じません。風張林道でもクルクル回して登れるような軽さを期待していたのですが、なかなか難しい・・。

と、こんな感じの自転車になりました。

見た目的にはホリゾンタルに近づいて満足。派手な完組ホイールを付けてみたいところですが、MTBのフレームなのでエンド幅135mm・・。手組みくらいしか選択肢がありません。

組み上げて、多摩川の河川敷を走ったところ、鉄が良いのか、単純に重いからなのか、はたまた32本で張ってあるホイールが効いてるのか、なんだか良くわかりませんが謎の安定感で、荒いグラベルを飛ばしていても自転車がどっかに飛んでいきそうな、不安な感覚が全然ありません。

最近はロードバイクしか乗っていなかったので、跳ね回るバイクを頑張って制御してグラベルを走る。というのを楽しんではいたのですが、不安なく走れるというのもまた楽しい。

こうなると、もっと未舗装路を走ってみたくなるもので、最近は自走で行けそうなトレイル情報を収集中。冬は雑木林に入っても明るいですし、暖かくなるまではこっちの方が楽しめるかもしれません。